ためらいなく動いてしまう『血で動く』

小さい頃の実家は近くでいろんな事件が多発していた四つ角の一軒家。人がよく行き交う道だった、、。朝は 通勤の為かビュンビュンと飛ばしていくオートバイに車、急いで走っていくサラリーマン、配達で忙しく行き交う業者さん、学生たちの自転車や一列で並んで通学幼稚園児や小学生、、。車一台分の道、二台は絶対通れないのに何故か一方通行ではなかった、、あの道、。混雑は毎日欠かさず。そんな中事故は毎日見てしまっていた、。『ガァシャン！』音を聞くたび飛び出ていた。『大丈夫ですか』、、。血だらけの人は月に一度、、。よく考えるとおかしな環境だったな、、。高校の時のある日近所で火事が起こった、、。『火事だ〜！』叫ぶ声『近いぞ？これ！』ヤバいッて感じて手に取ったのは何故か皮じゃん、飛び出していた、、。何故かバケツもっていた？何故かバケツリレーをしていた、、。アレ？なんで私は一番前で屋根に水をかけてる、？え〜？？密集地の火は瞬く間に広がっていたはずだったが、一件で終わっていた、。友達の家が焼けたときは『友達が中に入るかも？』って中に助けに入ろうとした時『爆発するぞ〜！』の声、、。ウソ！あわてて逃げた、、。友達は普通に外にいた、。夜の帰り道は暗く、よく女性の悲鳴を聞いた、、。聞くたびに震えながら『こらぁ〜！』ってバットをもって飛び出ていた。何回か危ないこともあったけど近所の人も出て来てくれていた、。社会人になって海水浴に行った時ビーチボールが目の前を流れていった、。スくッと泳いで取りにいった、ヤケに流れが速い、、。これってヤバいかも、？友達にすごいねって言われた『なにが？』。東京に出て来た時集団でヤクザに殴られてた人を見た、誰も止めない、でもみんな見て通り過ぎてる、、。『やめろよ！』、、。いってしまった、。アレ？やばい、、。警察が来た、、。飲みに友達と行く途中で通り過ぎようとした時、自転車にスカートの裾を絡ませて女子校生が困っていたのが眼に入ってしまった、。『大丈夫？』自転車を直して飲みに行ったら友達に『すごいね、、。』って言われた、なにが？『私できないあんなこと、。』よくわからんけど『血がそうさせる』『なんかせんとダメなんよ、、。自分が気持ち悪いんよ、、。なんもせんと、、。体が勝手に動いてるからわからんのよ、、。』『自分の血がそうさせるんよ、、。』